![]() ▼各種補正等
▼習得スキル
▼習得魔法
▼メイン評価超鬼神斬りを覚える数少ない学科。ステータス補正では防御面が優れており、さらにつばめ返しも覚えるので耐久力は比較的高い。また戦士系にしてはMPのマイナス補正が控えめなので、あまりMPを気にすることなくスキルや回復魔法を使っていける。覚える回復魔法はルナヒールまでと心許ないが、非戦闘時の回復にはある程度使える。強力な武器が多い剣と、極みを覚えるムチの武器補正がそれなりに高いため、基本的には剣二刀流か剣+ムチといった構成となるだろう。片方に射程の長いムチを装備しておけば、射程の短い剣の短所を補うことができるので便利である。逆にムチのみでは超鬼神斬りは発動できないので、ムチ二刀流はオススメできない(特にボス戦)。 残念ながら真二刀龍は覚えないので両手剣が多くなる後半では微妙に思われがちだが、バグ技を使えば両手剣+ムチといった装備は可能だし、そもそも最強武器の一角である神の剣は片手剣なので心配無用である。ただ神の剣は魔法攻撃に滅法弱いので、防御志向が強いプリンスでは天叢雲剣+メイド鞭を最終装備に推しておきたい。 と、ここまで好意的に述べておいてアレだが、このプリンス、はっきり言って使い勝手は微妙である。 前衛としては力や攻撃のステータス補正がそこまで高くない、一番得意な剣とムチの補正が130%止まり、連撃や剣の極みを持たない、と肝心の火力面ではイマイチな面が目立つ。超鬼神斬りを覚えるヒーローや狂戦士に比べると火力は数段劣るので、彼らと同等のものを期待していると肩透かしを食らうだろう。 まあ狂戦士やヒーローのような前衛最強候補と比べるのは酷であるのだが、基本学科の戦士と比較しても、戦士は高ステータス補正・剣補正150%・剣の極み・真二刀龍・成長が早いと強力なものが揃っているので、やっぱり微妙感は否めない。プリンス必殺の超鬼神斬りも戦士の鬼神斬りを大きく超えるのは難しい(下手したら負ける可能性すらある)。 さらにケチをつけると、回復魔法を覚えることを売りにしているが、覚える回復魔法はヒーリングどころかメタヒールですらないルナヒールなので終盤では回復量が全く足りない。忍者を見習ってくれ。 結局のところ「ある程度のソロ活動も可能」とあるが、火力不足、補助魔法皆無、回復魔法がしょぼすぎる、とソロ活動には全く向いていない。サブで足りないものを補えば確かに「ある程度のソロ活動」は可能かもしれないが、サブで補うことを前提にするならばプリンスよりソロ活動に向いている学科は他にもある。 前作では剣の極みを覚えたのでまだ火力はマシだったし、他にも妨害やウィスプも覚えたのでプリンスならではの長所はまだあったのだが……よほど開発者に嫌われてしまったのか、今作ではその全てが削除されてしまった。下方修正されるような性能でもなかったというのに、なぜここまでの仕打ちを受けなければならなかったのか理解に苦しむところである。とにかく、剣の極みがムチの極みに変わってしまい、誠に残念の極みである。 とはいえヒーローはMPすり替え持ち、狂戦士はドワーフ専用、ツンデレはステータスがしょぼい上に武器相性が悪い、と超鬼神斬りを覚える学科はどれも一癖あるのも事実。そういったものを嫌うのならば、癖の少ないプリンスを選ぶ価値はあるだろう。 ▼サブ評価ステータス補正・防具補正は悪くないが、そこで終わってしまうあたりが安定のプリンス。他に有用なサブを差し置いてまで選ぶ価値はない。 |